父は土。

タイトルのとおり、父(夫)が土のようで、ややメンタル弱めな一家のお話です。

どんなお母さんでありたいか。【重めです。】

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ジュディマリでノリノリにおかず作りおいた話とか、エイリアンなケーキに娘が大喜びした話でのほほんとやってきたこのブログに、突然こんなタイトルをぶっこんでしまいました。。。

けれど、このブログは日々の出来事やその時の思いも記録していきたいので、思ったときに思ったことを書こうと思うので、今日はちょっと吐き出します。

 ■わたしはどんなお母さんでありたいか。

いろいろと適当にやり過ごしてしまっているわたしなので、世の中の素敵ママさんのようにありたくても、このズボラっぷりを軌道修正するのは難題です。

だけど、いろいろ適当にしてしまうわたしだけど、「こうありたい。」というものがあります。


それは。

「子どもがいろんなことを相談できるお母さん。」

何だ当たり前のことじゃないか。って、今書いてても、いつも思うんですけどね。

けど、わたし自身は、自分の母親に、いろいろ相談できませんでした。

■わたしの実家と母の話。

※ここからさらに重いので、スルーしちゃってかまいません。

わたしは自分の母が嫌いなわけじゃない。
大切だし、実家に帰るとホッとするし、子どもを産んで改めて母を尊敬することもたくさん。


だけどわたしは今まで、母に大切なことを相談したいのに、相談できなくてたくさん泣きました。


わたしの実家は諸事情で(主に信仰的な問題)、タブーなことがたくさんありました。

・誕生日のお祝いはタブー。やらない。
・クリスマスもタブー。祝わない。
・年賀状もタブー。寒中見舞いなら良い。
・校歌もタブー。入学時、先生にそれを話しに行く一年生のわたし。。
 これね、一年生の子が、先生に「信仰上の理由で、校歌を歌えません。」て、職員室に話に行くんです。
 先生たちはどう思ってたんだろうか。。これができた日は、親にたくさん褒めてもらいました。カオス。

これだけじゃない、節分、バレンタイン、ひな祭り、母の日、父の日、七夕、お盆、お墓参り、ハロウィン、年始の挨拶、季節ごとにみんなが楽しみにしているイベント事はすべてタブー。嘘でしょ。。

信じられないけれど、こうやって暮らしている子どもたちがいるんです。今もいると思う。けっこうたくさんいると思う。


人が何を信じるか、どの宗教を信仰するのか、それはその人の自由。

だけど、幼稚園や保育園、学校という本当に狭い世界で生活してる子どもにとって、そんなルールを強いられるのって、本当に大変。

まぁ物心ついたころには、親に隠れて友達とお誕生日お祝いしたりしてましたけどね。。


そして、一番タブーなのは、「恋」のこと。

なんなんでしょう、よくある「結婚するまで純潔であれ。」的なあれです。
さらには、その世界にいる人たち同志じゃないとダメみたいなあれで。

「だから、クラスの○○君と付き合ってる。」みたいな話は確実にタブー。


けれど女の子ってそういう話、お母さんにしたくないですか?

わたしはしたかった。どうしてもしたくて、大人になるまでの各所で我慢できず母に話してしまいました。

お母さんに聞いてほしかった失恋話。お母さんならきっとわかってくれるだろうと。

まだ小さいころはまぁ、ふーんと流しながら聞いてくれてたのかもしれない。
けれど大きくなるにつれて、だんだんとそういう話をすると、顔が険しくなる母。


「あぁ、やっぱりタブーだった。話すんじゃなかった。」


社会に出てからも、いろんな辛いことがあって、母に聞いて欲しい時が何度もありました。だけど話せなかった。 何で話せないのか、わからな過ぎて泣きました。

その時、強く思ったこと。

「自分が母親になったら、子どもの相談にたくさん乗ってあげよう。」


恋の話だけじゃない、子どもが今思っているいろんな話、たくさん聞きたい。
たくさん話してほしい。いつか大きくなって、親にいろいろ話しづらい年頃になったとしても、話しやすい環境だけは作っていたい。


誕生日は家族で楽しくお祝いしよう。クリスマスは小さくてもツリーを飾ろう。
バレンタインはCRと一緒にチョコを作る。好きな人がいるなら渡す作戦を練ろう。
ひな祭りにはお雛様を飾って、お雛様の歌を歌おう。


季節のイベントを、盛大にとはいかなくても、一つ一つ楽しい思い出を作っていこう。


あまりに当たり前で、そんなこと普通のことなんでしょうけど。
わたしにとってはこれがすごく大切なこと。

「そういうお母さんでありたい。」

 

それでもわたしは自分の母が好きです。
わたしはその道を選ばなかったけれど、何を信じるかはその人の自由だと思ってます。

話す内容を選びながらにはなるけれど、母と長電話でいろいろおしゃべりしたり。
子育ての大先輩なので、そういう点ではいろいろと相談もします。

尊敬はしながらも、ある面では反面教師にしてるっていう大変複雑なあれですが。。

あぁ、なんか思いを吐き出したらすごくスッキリした。。


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さて、もうすぐ父の日!

今年は土に、大好きな「鰻」をプレゼントしようかなと考え中。

ちなみにわたしは鰻が苦手。。。
土には鰻、独り占めしてもらう予定ですww